山本 精一郎


社団法人世界経済フォーラム第四次産業革命日本センター
ヘルスケア・データ政策プロジェクト長
国立研究開発法人国立がん研究センターがん対策情報センター
特任研究部長

 山本精一郎は、1996年に東京大学大学院にて博士号を習得し、同年4月より国立がんセンターに就職し、現在に至っている。これまで、生物統計家としての専門を活かし、日本最大のがん多施設共同臨床試験グループである日本臨床腫瘍研究グループJCOGの統計担当として、標準治療確立に貢献してきた。また、大規模コホート研究の事務局として、全国14万人規模の追跡研究を行い、がんリスクファクターの研究を行ってきた。最近においては、世界最大の乳がん患者のコホート研究を構築し、がん患者のサバイバーシップ充実のための研究を行うとともに、エビデンスがあるのに実施されていない、がん予防やがん検診のエビデンスとプラクティスギャップを埋め、それらを全国に普及する研究を行っている。

2019年からは、これまでの経験を活かし、認知症や加齢に伴う生活習慣病をテーマに、ヘルスケアデータ政策におけるガバナンスギャップを埋める研究に取り組んでいる。